2017-09

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俺は同情するよ

「へえ、誰にですか」

「もちろん、俺に」
「へーーーええええええええ」
嫌味しか込めてない相槌をうって突撃!池袋最深部、なんてくだんない雑誌のいかにも大げさな語り口調にも臨也さんの妄言にも失笑したらははは、とパソコンに向かったまま臨也さんは笑った。
「無差別に愛された事がないんだねえ」
「は?無差別に愛してんのはあんたでしょう」
「わかってないね。ちゃんと順番をつけて愛せる程度の人間にしか愛された事がないんだねって言ってるのさ」
「……は、なんすかそれ」
「誰にでもいいから愛されたいってのは嘘だろうって話」
「どうせ誰か頭の中に理想がいるのに誰でもいいなんてごまかしちゃって、笑えるぐらい愛らしいよねえ」
「わかる?君の幼馴染とあのバケモンの話だよ」
「人間なら誰でも愛してるとか言う割にずいぶん辛辣っすね」
「愛してるよ。無差別に、かつ平等にね」
「平等?」
「誰が誰より好き、って順番はつけないんだ。面倒だからね」
「あーそーですか」
「ああ、でも」
「正臣君みたいに俺を嫌ってる人は、ちょっとだけ特別だよ」
「俺を嫌う人間は俺を好きだっていう人間より」
「ああ、波江が来たね。ソファーから足を下ろした方がいいよ」

「中学生の頃の臨也ときたら」
「学校中からちやほやされて」
「一部の人間には徹底的に嫌われて」
「あの頃には愛想も良くて周りと相思相愛に見えたけどね」
「いつから、わざわざ言わなきゃいけないほど人間が嫌いになったんだろうね」
「は?」
「人、ラブ!なんて普通は言わないだろう?当たり前の事だからね。……ま、僕はセルティ命だけど」
「それをわざわざ口に出すってことは外に訴えてないと……あ、もうちょっと首傾けて」
「よし、終わり。ここ。薬塗ったけど、痕になるから日の光に当てないようにね。」
首筋。
「あの、さっきの続きは」
「うん?」
「君なら聡そうだし、言わなくっても分かるだろう?」
「それに、いちばん臨也の傍にいるわけだし」
「いちばん?」
「そ。あいつは使っては捨て使っては捨てだから、ね。」
「君がいちばん、長いんじゃないのかなあ」
「僕と静雄を除いてだけど、あと門田?だけど僕ら全員」
「臨也がどうしてるか、に、大して興味ないからね」

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