2017-06

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

えーと

カテゴリを頑張って分けたからわかりにくそうなのだけちょっと頑張って説明する。

・ヒッキーさなだくん 現パロ学パロ。さなだくんが高校生でヒッキーで佐助が大学生で真田サンド。たぶん。
・家政が宇宙     現パロ学パロ。宇宙飛行士になりたい伊達とそれをやめさせたい家康。
・\デデーン/  捏造ばさら。戦国時代。しまさことか、真田の娘の阿梅ちゃんとか出てくる。分類に困ったものぶちこむ。
・いろは譚     捏造ばさらその2。現代。伊達佐ベースの真田サンド。伊達の娘と佐助のはなし。

・いえまさかもしれない 電車かもしれないの語感が好きなだけでいえまさです。別にリバ要素があったりするわけではない。
スポンサーサイト

うおおおおおおおおおおおおログインできたあああああああ

パスワードをついに発掘しました。


ワオ



9月15日謹言新刊出まーす。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=30019318
こんなかんじです。山川さんの入魂の裏表紙様をぜひ……しぶにしばらくのっけないでっていったぐらいトキメキ……

あと合同誌も出ます。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=30075246
こんなかんじです。


私は買い物に行きます。

以上!

あと新刊ですが身内に渡す分だけで半分ぐらいなくなりそうです
なんか取り置きとかあればツイッタまで。9_koです。
知り合いは普通にメールください。わすれる。

魔理沙をスープにするはなし

香霖堂の奥の棚に置いてあった重たいチョコレート色の表紙をした民俗学の分厚い本と、鮮やかなピンク色をした表紙の料理の本を、かご一杯のくるみと、うさぎ一羽とひきかえに貰い受けた。
台所で三本足の丸椅子に腰掛けて両方の本を交互に読む。焼いた骨を噛む風習と、さくさくとしていて苦かったという口述。焼いた仔牛の骨をミルポアという、香味野菜と一緒に煮込んでスープを作るというレシピ。
読み込むうちに午後が過ぎて、夕方になって字が薄暗がりに溶けて霞む。
は、と顔を上げて、引きこまれていた自分に気がつく。
深く、息を吐いて流し台の上に乗せた骨壷を見た。

つ、と足先を床につける。知らず足先は椅子の足元を支える輪に載せていたから、ずっと曲げていた膝がぎちりときしんだ。
立ち上がって、スカートを揺らして流しに近づく。重たい陶器の蓋を開けると、真っ白な骨がすかすかの佇まいで中にてんでんばらばらにおさまっていた。
中の骨には肉などかけらもついていない。白くてかさかさしていて乾いていて、とても料理の本の挿絵に載っているようなおいしいスープの出そうな佇まいではなかった。

玉ねぎ、人参、セロリ、パセリ、セージ、ローリエ。料理本に並べ立てられていた材料の名前を頭の中で数え上げる。
臭みを取るためのローズマリーはいらないわね、と苦笑して骨を指先で触った。手荒く扱えば粉になって崩れそうなほど固く焼き締められた骨。

人間の骨。
じっと眺めていたら軽く頭痛がしてきた。
文字に没頭しすぎたせいで頭が疲れているのだと経験則で判断して、青い色をした箱を開けてチョコレートをつまむ。ミルクの味がする薄い、薄い正方形のチョコレートだ。1枚つまんで蓋を閉めて、箱に箔押しされた銀色の文字をぼんやりながめながらふとまたふたを開けて残りの数を数えてしまう。
魔理沙のくれたチョコレートだ。それが、あと、12枚。

あと12枚。

夕陽の最期の輝きが脳髄にしみるほど眩しくて目を閉じる。それでも眩しくて窓に背中を向けて、ふと目を開ける。
床の上に黒々と自分の影が落ちていた。
ひとりきりの影。
どうにもやさしいめまいがした。
両手で顔を覆う。指の隙間をつめて。まぶたも口もしっかりと押さえて。顔中をふたつの手のひらで覆ってしまう。

魔理沙はいつまでも年をとり続けた。
皺に覆われて軽くなった手が自分の手のひらを押さえたことを思い出す。
おとといの夕方だった。同じように眩しい夕方で、流しの上の窓にカーテンを付けることを考えながら晩ご飯のオムレツに混ぜる彩り野菜を刻んでいた私の手を、包丁を持った右手を、野菜を抑えていた左手を、かつてより軽くなった手がそっと押さえて静止させた。
17の成長期を経て私より背が高くなった魔理沙、ふわふわと長い銀髪をまだ昔と同じように結っている魔理沙が私の項にかわいたくちびるを寄せてくるのを受け入れた。
老人特有の蜜蝋のような香りが鼻腔に届く。溶けた蝋のような、古くなって傷んだ本のページから香り立つような、ひそやかで粘性のある香り。
何も言わなかった。
何も言えなかった。
そっと魔理沙の歯が私の首筋を食んだ。私のいつまでも変わらない肌を。
なにか、言葉を考えた。口に出せる言葉を。
けれど思い出に押し流されて、別れの予感に踏み潰されて、憐憫の情に苛まれて、愛しい気持ちに引き裂かれて、何も。
尽くせるような言葉はもう尽くしてきてしまって、私達の間にはもう何もなかった。
魔理沙の息が喉元をくすぐって胸元に落ちる。

ずっとまほうつかいになりたかった。

何十年も前に聞いた言葉をもう一度脳内に聞いた。
テレパシーのように。

ずっとおまえが

テレパシーが途切れてあなたは私から離れた。静かに。
スカートの衣擦れが遠ざかるのを、まな板に両手をついたまま聞いていた。
あなたは右の臼歯で私の肌を噛んだ。穀物をすりつぶす草食動物の歯で。
肉を裂く犬歯ではなく、決して肌の内側まできりこめないやさしい歯で。

その2日後の朝、隣でうつぶせのままいつの間にかあなたは消えた。
起こそうと思ったらもう息をしていなかった。冷えて固まっていく魔理沙をどうしたらいいのか迷いあぐねて、布をかぶせて人間の里に行った。
慧音はやさしかった。火葬場まで案内してくれて、どうすればいいのかを教えてくれた。
霧雨の娘たち息子たち孫たちは、突然の訃報に戸惑いながらも彼女のために涙を流した。
骨を霧雨の墓に、と請われたが、なんでも何日か過ぎないと墓には納められないらしい。
預けられた骨をどうするか。
壺は空にして返すと最初から決めていた。

骨を台所において居間で眠った。ベッドに入る気はしなかった。
ソファーで眠れない目を見開いて、天井を眺めながらずっと、骨について思いを巡らせた。
スープにしようと思ったのは今朝だった。少し、眠ってから、本と引換にするためのものを捕りに森へ行った。
蓬莱を使って罠に追い込んだ若いうさぎと、人形たちを総動員して集めた一番大きなかごいっぱいのくるみ。
焼いた骨をスープにしたいの、と香霖堂の主人に切り出すと、少し考えて奥の棚から二冊の本を出してきた。
それをうさぎとくるみと替えて、まだ肌寒い朝方の道を朝露で靴を濡らして帰った。
昼が過ぎたのにも気が付かないで読み込んでいた。骨食みの風習や本の中の、妙蓮寺と同じ流派らしい、仏教の葬送のセレモニーの雰囲気。のめりこみながら思い出した、火葬の前に行われた通夜だの告別式だの、馴染まない名前の静かすぎた葬儀の空気、ぞっとするほど寂しい線香の香り。不可思議な風習。菊の、まるで薬のような香りで息が詰まったこと。仔牛の骨を煮込んで作るフォンドボーという名前のスープ。それを使った手の込んだ料理。あれこれが頭の中でスプーンであらかじめかき回した紅茶にミルクを落とした時のように混ざり合う。

舌の上でチョコレートが溶けて唾液と混ざる。くどいほどに甘い味。思い出す。脈のなかった手首。冷たさ。骨のわかるか細さ。皺の寄って骨に貼り付くように薄く、なめし革のように茶色味を帯びてしなやかになっていた肌。脂肪を失って筋ばかりの腕。固く、固くなっていた腕。早くなる自分の息が、あたたかく弾力のある肌にあたって自分の顔にはねかえる。熱い息。

あなたはいなくなる。

忘却を怖れて手繰り寄せた昔の記憶がすでに朧気になっていることに気がついて一層自分の両手に顔を埋める。

あなたはいなくなった。

嘘だ。と自分が言う。嘘じゃないわ、と私が言い返す。そうよ、と理性が加勢する。違うわ!と感情がヒステリーを起こす。
だけど、とすでに頭の中にいる結論が言う。
魔理沙は死んでしまったわ。
そうよ、と荒くなる息を押し殺す。魔理沙は死んでしまった。人間として。人間のまま。年老いて。こんなに軽い骨を残して。

目を開く。
両手を外す。
床の上に私ひとりの影が真っ黒な色をして伸びている。どこまでも。壁につながり、先は暗闇に溶けている。
あなたを悼むためにスープにしようと思った、その気持を取り戻す。
咲夜よろしく真っ白なエプロンをつけた。後ろでひもをきりりと結ぶ。
魔理沙の骨を抱えた里からの帰り、リグルに金貨を一枚払って虫の知らせを依頼した。
加えて、人の噂の足も速い。明日の朝方にはきっともうあなたの訃報が幻想郷中で飛び交っている。
爪先立って壁に下げてあるセージとにんにくを降ろす。庭に出てパセリをエプロンいっぱいに摘んでくる。戸棚を開けてタイムの瓶をとる。蓬莱が人参と玉ねぎのどろを落として刻む。上海が湿地から香の強いセロリをとってくる。乾いたローリエを瓶から取り出してまな板の上に並べる。
肘がぶつかりそうな場所に唐草模様のあなたの骨壷がある。
夕陽が最後の輝きを台所に落として消えていく。ランプに火を入れるとあかるい光があなたと私を照らした。

小さな花束を作るように葉は外に、きれいにまあるくまとまるようにハーブを束ねて、いくつもいくつもブーケを作る。
菊や百合より香りの強い、あなたを美味しくするための私の献花。
束ねたハーブを人形たちに渡して、ブーケに思い思いのリボンをかけさせる。
その間に、刻んだにんにくと玉ねぎに人参、セロリを鍋の中でじっくりと炒めて色づける。
次は、と考える私の前で上海が料理の本を開く。薄い、お菓子のようなピンク色に白で風になびくリボンのような文字が踊る、絵本のような本に描かれた、冒険譚にも似たスープの作り方。
私は鼻歌を歌いだす。足取り軽やかにまな板と鍋の間を行き来する。
ワルツのターンのように肘をはっておたまでスープの表面をくるりと愛撫してあくを掬い、タンゴの足取りで流しに向かう。

海を探したこと、温泉に向かおうとして迷子になったこと、パンケーキに蜂蜜かメープルシロップかで喧嘩をして一週間口をきかなかったこと、神社ではち合わせて気まずかったこと、そうしたら霊夢がパンケーキに甘いものをかけるなんて邪道、あれはあれだけでも十分に主食、なんてことを言い出して二人で笑ってしまったこと、冬に魔理沙の家に泊まったら煙突がちゃんと塞がっていなくて夜中に煙突から雪の塊が落ちてきて飛び起きたこと、暖炉の前で吸血鬼の食欲と脳科学について議論したこと、にとりの実験道具を『借りてきた』あなたが私の家で爆発を起こして、だけどあっけにとられすぎて怒るより先にお腹が痛くなるほど笑ってしまって、それに調子に乗ったあなたに腹を立てて思わずグリモワールで叩いてしまったこと。
そして、たくさんのキスと抱擁。いくつもの夜。いくつもの朝。いくつもの真昼。いくつもの夕暮れ。

泡が弾けるのと同じ速度で思い出が巻き戻っては私を取り巻く。幸せな湯気の魔法。金色の、あなたの髪と、あなたの魔法と同じ色のスープにぱらりと塩をふる。
くつくつとおいしい匂いを振りまいてあなたの骨が鍋の中で踊る。
すっかりぐずぐずに蕩けさせてみえなくなるまであなたの骨を私は煮てしまう。
途中から角切りにしたじゃがいもを足して、きゃべつを足して、吸血鬼には文句を言われるようなおいしいおいしいスープに仕立て上げる。

翌朝、湯気の立っている鍋を毛布で丁寧に包んで、温みを抱きしめて紅魔館へ向かった。
あなたの最期につかっていた毛布。顔に風が当たるのを避けるためにうつむいて胸元に抱きしめた毛布に顔を埋めると寝起きのあなたの匂いがした。

門番は門を開いて待っていて、私が降りると、門を放棄して私と一緒に館に向かった。
玄関には咲夜がいて、私から毛布ごと鍋を受け取った。
静かに頭を下げる仕草に、やっぱりわかっていたのね、と思って微笑んだ。
「温め直すのに少しお時間を頂きます」
「そうね。それに、朝食と言うよりは夕食にしたいの。内輪だけの晩餐会と思って。」
「ええ」
短い会話の後、大図書館に降りる。
パチュリーは私の方を緩慢に向いて、今晩ね、と念を押す調子で尋ねた。
ええ、と私は小悪魔に上着を手渡して頷いた。
どこからともなく咲夜が現れて引いてくれる椅子に腰掛ける。
「妹様は大丈夫かしら」
「お嬢様からお聞きになられて……非常にはしゃがれて寝かしつけるのに今朝は苦労しました」
「悪いことをしたわね」
咲夜の淹れてくれた紅茶が昨日のチョコレート以来何も食べてない胃に落ちていって、ああ、と内臓の存在を実感した。
夕方まで紅魔館の台所でスープは煮詰まる。より濃厚に。よりおいしく。ほっぺたが落ちるほどまろやかに。

「そういえば本を返してもらわなきゃね」
「あら、結構取り返したんじゃなかったかしら?ほら、魔理沙がうちにきて咲夜に捕まってる間に妖精メイドを総動員して取り返した時があったじゃない」
「あの時ね!間違えて魔理沙の本まで図書館に持ち帰ったんでしょ?帰ったらうちに何もなかったって」
「天狗が写真を撮りに来てたわよね。本当にあれだけ散らかってた家になにもなくって!いなごにでも襲われたみたいだったわ。笑えるほどすっからからんで!すごかったわよねえ」
「おねーさまはくだらない本が増えたって嫌な顔をしたわ」
「当たり前でしょ!きのこの増やし方なんて。魔理沙ったらどうせなら増血剤かなにかの作り方でも研究してくれたらよかったのに。あんな子供のお菓子みたいな弾幕をばらまくんじゃなくて。ところでこのスープおいしいわね。草しか入ってないのに」
「でしょ?いろいろ本を読んで……ああ、でも本当に整理はしなくちゃね。だけど河童の道具とか、どこにどうやって返したらいいのかしら。誰のものだかわからないものがたくさん出てきそうで怖いわ」
「河にでも流しておけば持って行くんじゃない?ああ咲夜、おかわりは沢山ね。ところで天狗、火葬場に来てたって本当?」
「あら、知らなかったわ。新聞の訃報欄にでも載せたのかしら、あなたは見た?」
「人間の新聞は咲夜が今朝買ってきてたわよ。小さく記事になってたわね。葬式がいつで、どうの、とか。」
「ああ、それは人間のやることだから。天狗の新聞はそういえば見なかったわね。パチュリー、あなた見た?」
「いいえ?私はずっと図書館にいたから。だけど天狗自体見なかった気がするわ。レミィ、あなたも見てないわよね」
「そうね……私も……フラン!スプーンを曲げないで」
「でも小さいのよ、おねえさま。これすごくおいしいのにいっぺんにすこししか口に入らないの」
「あなた皿ごと飲み込む気?咲夜」
「美鈴、れんげがなかったかしら。妹様に出してさし上げて」
「ねえ、ちょっと!これが私の耳鳴りじゃなければ、レミィ、あなたプリズムリバー姉妹を呼んだの?」
「あら、どうせなら賑やかな方がいいじゃない」
「私もそう思ったから虫の知らせを昨日頼んだの」
「それは知らなかったわ。誰が来るわけ?」
「さあ……」
「地底の鬼とかも魔理沙と仲がよかったって聞いたけど」
「パチェ、私それは知りたくなかったわ。」
「レミィだって鬼じゃない?咲夜、彼女たちひょっとしなくても玄関を使う気はなさそうよ。音で窓ガラスが破られる前に開けてあげて」

魔理沙のスープを囲んで一晩、妖怪は入れ代わり立ち代わり現れた。
虫の知らせを聞いての者もいたし、単に賑やかだからちょっと顔を出した、というものもいた。
夜雀が歌うのにみんなで耳をふさいで笑い、鬼がスープに合う酒について語るのに耳を傾けたりもした。
博麗神社でかつて夜な夜な行われていた宴会のような空気だった。誰もがお客であり、誰もがこの祭の夜の主催だった。
魔理沙が大好きだったどんちゃん騒ぎ。
笑いすぎて涙を拭いながら、大鍋のスープが皆に一口ずつ味わわれては美味しさを褒め称えられ、次々に匙に掬われて皆の口に、胃に消えて行くのを見守った。

翌週魔理沙の空っぽの骨壷に金平糖を詰めて人間の遺族に引き渡した。納骨はしめやかで、妙蓮寺の僧は深くしみとおる声で厳粛に経を詠み上げた。朗々と通る声が、火葬場の煙突から煙が消えていった時のように空に立ち上って消えていく。
青空の下、壺に納められた金平糖は霧雨家の墓石の中に納められた。彼女の従兄弟だと言う男が線香の束に火をつける。
天狗が来たのか、びゅう、と強く風が吹いた。風に嬲られて真っ黒なスカートの裾がはためく。
不意に魔理沙の手が私を捕まえたと感じた。
なにやってるんだアリス!と軽やかだけれど力強い笑い声を上げてあなたが、風を巻き起こして降りてきて私を捕まえる。
髪を押さえて、吹き散らかされる線香の灰と香りにむせる人間の親族の横で、私は菊の花束から手を放した。
投げ捨てるように花束の所有権を風に明け渡して真っ黒なリボンの端だけをつかまえて、おおきな蝶結びが解けるに任せて

きつい香りの花をばらまいて真っ黒なカチューシャを外して放り投げて頭を振って、ぽかんとしている人間たちをよそに、丘の上から駆け下りる。
かつてしょっちゅう、一番下まであなたと競争した時のように。

変わらない体で。
軽い足取りで。



魔理沙が降りてくるときには必ず風が巻き起こる、っていうのがSo if you care to find me, look to the western sky!って感じですごいかわいいと思った。Wickedすき。

忘れてた宣伝

すっごい忘れてたダイレクトマーケティングやるよー

ええと。
東方なのですが、季刊アリス(!)というそれはもうすごい私がwktkする企画にお声をかけて頂きました。
小説空気読まずたぶん10Pぐらいかいてます。マリアリ未満アリスと魔理沙です。
りりかるゆりです。めずらしくかわいいはなしやりました。春です!!!
というかあのほんと参加されてる方豪華過ぎるしアリスかわいすぎて悶絶
正方形本でほとんど美麗イラストです。フルカラーですよフルカラー!!!!!!!春らしくピンク多め!!!すごい!!!!かわいい!!!!!どのアリスもすごいかわいい!!!!!!けっこんしたい!!!!!!
とらのあなさんとメロブさんでお取り扱いしていただいてるようです。

とらさん
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/03/52/040030035242.html
メロブさん
http://shop.melonbooks.co.jp/shop/sp_212001049398_lluna_kalice.php


あと静帝も……ごうかすぎる…ものに……

静帝、津学、デリ学、月学アンソロジー
Love!Love!Love!! 
静帝で池袋沈没な小説を7Pほど書かせていただいてます。
津学とかデリ学とか月学まじかわいい。真顔。静帝も可愛い。瞳孔開いた。みかどくんかわいい……えんじぇう……かわいい学天かわいいがくちゃんかわいいいいいいいいいいいいいいいいていうか……静雄さんテラいけめん……つがるかわいすぎる死ぬ月島たんだめすぎていとしいかわいいウオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かわいい……かわいいよおおおおおおお
病気になります。
とらさんとK-BOOKSさんでお取り扱いしていただいてるそうです。

とらさん
http://www.toranoana.jp/bl/article/04/0030/03/72/040030037259.html
K-BOOKSさん
http://www.c-queen.net/ec/products/detail.php?product_id=104998 (たぶんこれで出るはず)



あと東軍ぷち共催してますたー。
アンソロとらさんでお取り扱いしていただいてます。
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/03/68/040030036817.html
今回仕事の修羅場と締め切りがダダ被りだったので私は書いてませんが、豪華執筆陣の東軍です。
さっきみたら残部すくなかったです。
ぜひぜひ


あとは予定ですが、9月の謹言申し込む予定ですすめてます。
Saharaの鈴蔵さんと合同で、Q式SAHARAとかいう名前でいると思います。Q式SAHARAの戦国の方担当のQ子ですとか名乗りたい。出すのは現パロです。
 
今のところ出せそうなものが、家政のR18なオッサン本、伊達佐の高校生がホモする話、伊達佐で幸佐の哲学ゾンビなさすけくん本(出たらいいなあ)、とあと、合同で戦国GOHANのコピー本です。
わたしせんごくごはんまちがえてさんかいぐらい現パロでぷろっときってる。
どれも次がないようにしたいと思ってるのですごいちょっとしか刷らないですしもっていきません。午前中で終わる感じにしたいのでほんとちょっとです。
取置きー、とかは受けますのでついった(@9_ko)までリプください。それかめーるくれ(ししん)。


あと来年春の家政ぼっくす出たいんですが、どうにもむずかしそうでぐぬぬ……

あんご見て新因ちゃんかわいいウオオしてるので唐突にそんな本だしてるかもです。あと東方もだしたい。ゆり!ゆり!
今年は個人誌むずかしそうなんでアンソロお声かけあったらめっちゃホイホイ乗っかりたいですわーん。

だてさ(とかみつまさとか)

たたみでだてさ

「南極行きたい……」
背中が喋った。多分砂壁に向かって喋ったんだろうと思った、が、とりあえず返事をした。
「なにすんだ」
「ペンギンさわる?」
「それ北極」
「え、うそだ」
「うそじゃねーよ」
「ええーーークマは北極だけどペンギンは南極だってえ」
「おまえばかだろ」
「え、なにそれ」
ごろん、と寝返りを打って、そのままごろごろと転がってくる。
読んでた新聞の上に乗るから鼻をつまんでやった。
ついでに背もたれにしてた箪笥の小引き出しを後ろ手の手探りで開けて爪切りを取り出す。
まつげに近づけると慌てた顔で起き上がって俺から距離をとった。
「お前さあ、小学校の頃本とかよまなかっただろ」
「エ、なんでわかんの」
わざとらしく胸元に手を当てた奴がまだ少し焦った顔で細い目を見開く。
「ムーシカミーシカ、とか……」
「エエーなにそれわかんね、何語?」
「いやいいわ……お前に言った俺がバカだった。つぅかよぉ」

南極行ってどーすんだ、と聞いたらバカが少し考えてえ、自撮り?とか言うからめちゃくちゃ萎えた。
午後五時を近隣児童にお知らせするサイレンが鳴る。
時計を見上げて、冷蔵庫にビールがないのを思い出す。
立ち上がって家の鍵をテレビの前から撮ったら丸まってたバカががばりと起きてこっちを見た。
「え、どこいくの」
「めーじや……なんかお前それ犬っぽいな」
「えー、なにそれ」
「さんぽ?さんぽ?ってうろつくみてえな」
話しながらなんでか佐助が前になって廊下を歩く。
「えー、じゃあ首輪付けられちゃう系だあ。そくばくけーい」
スニーカーのかかとに指突っ込んでつま先を玄関のタイルにうちつける。
目尻を下げてへらりと笑うとエロい顔になる、と思った。
いこうよ、と佐助が俺を振り返る。

コンクリート打ちっぱなしの階段はひんやりを通り越してじめじめしていた。
自転車置き場を突っ切って、小さな児童公園に入る。
少し湿った重さの砂が靴の裏でじょりじょりと音を立てるのをききながらだらだらと歩いて、駅前を目指す。
「あんさあ。おれさま犬系ってことはさあ、じょしこーせーの足嗅いでも怒られない系?あとなに買うの」
「ビール。と、なんか……ばんめし」
公園を突っ切ってカーブミラーに俺たちが映るのを見ながら信号を待つ。
「おれ今日ねえ、なんかあ、さかな食べたい」
「魚なあ……鯖って気分でも鮭って気分でもねえなあ。鰆の西京漬けとかならいいが」
「えー、さわらとかわかんね……ていうかさかなっておれさましゃけかまぐろとかしかわかんね……」
「しね。味ついた焼き魚」
「まじでー?やだなあおれさまお刺身がいいー」
「ひとりで買え」
「えー、俺様おさいふないし!」
「しね」
会話は、多分結構前から諦めている。

「なあお前知ってるか」
コンクリート塀に挟まれた、車一台通るのがやっとの道をぶらぶら歩く。
夕方で、学生だのシャカイジンだのが帰ってくるにはまだ早くて、だけど小学生はおうちに帰ったあとで、人は少なかった。
あちこちから夕飯の気配がする。におい、と言うには薄い、お湯を鍋いっぱいに沸かす湯気や温められるフライパンから発せられる熱の気配。薄く開いた台所の窓から流れ出す生活のぬくみ。
「なにを?」
「南極ってなぁ、氷しかねえんだぜ」
「え?……はあ?なにそれどゆこと?」
「北極は大陸だがなあ、南極は単なるでっけえ氷なんだとよ」
「……や、わからん……」

例えば南極で写真を撮るなら三脚に古い映写機みたいなそういう装備で俺は、フードのふちどりにぐるっと毛皮の着いたコートを着込んだお前が手を振って呼ぶのに渋々、みたいな。
そういうものをお前と共有はできない。

「ビールなにかうの?」
「エビス」
「わー、おかねもちだぁー。うちの店とかとうとうメニューにさあ発泡酒」
「ん?」
立ち止まるから思わず見ると、何に気を取られたのか軽く首をひねって振り返っていた。
おい、と声をかけると、気持ちを切り替えるようにまばたきをして、前を向いてごまかすようにへらへらと笑う。
「や、なんでもなーい。てゆか、いまー、なに喋ってたかすごい一瞬にして忘れてぇ」
「は、なんだよそれ。大丈夫か」
また、歩き出す。
夕日がどんどん沈む。それに向かって、眩しいのを我慢しながら歩くから、お互いの顔がわからない。
「だいじょぶだよー、あ、ていうか、中学の時ねえ」
「唐突だな」
会話は諦めている。
こいつと暮らし始める前から諦めている。
「影ウサギっていうのが」
「かげうさぎ?」
「近くにさあ……小学校があって。そこの死んだウサギのゆうれいが」
「幽霊」
ていうか関連性あんまねえな、と思ったが黙っておいた。
多分公立だから、その小学校からあがってきたやつが多かったんだろう。
「そう……白と黒の、まだらのウサギ。そいつがねえ、夜中に学校の中を」
「やけにFancyな怪談だな」
「だけどユーレイだから、影だけなの」
「影だけ?」
「そう。白い部分は透けてて、黒い模様は影になってて……だけどウサギなのはすぐにわかるってゆう……影ウサギ。」
「影ウサギ」
なんとなく、繰り返す。口の中で転がすと確かになんだか説得力があった。

「ほんとはねえ」
Nの字が白く縫い付けられた、青い四角いリュック姿の小学生が自転車を立ち漕ぎで漕いで俺たちを追い越していく。
チリリン、とベルの音だけを置いてきぼりにして。
にちのうけん、と塾の名前だけを思い出してそれを見送る。
「たかしょう……あー、高田小学校だったから高小っつうんだけどね、そのたかしょーにいた頃ねえ、そのウサギすんごくかわいがってた子が、そのウサギ盗んできちゃってねえ」
「小学校からか」
「そうそう。そんで……生物室で飼おうとして、カバンに入れて階段登ってたら」
「あー、もういい。なんとなくわかった」
「あーうんまあヤンキーにサッカーされて死んだらしいんだけどさ、小学校にね、帰りたがってるとか、祟ってるとか」
いろいろねえ
つぶやいた佐助がブロック塀の隙間から飛び出ているつつじの花をむしって咥える。
「あまぁい」
ソールのあるスニーカーを履いているからいま、佐助のほうが俺よりも少し背が高い。
ねえほら、と見せてくる花の先が耳たぶにあたる。
「うるせえよ」
手で払う。
花が口から落ちて、ひどぉい、と佐助が唇をとがらせる。
最期の塀の横を通り過ぎて右に曲がる。シャッターの並ぶ商店街の手前、スーパーだけが賑わっている。
路上にはみ出した特売のダンボールに佐助が立ち止まるのを放置して店内に入る。おすすめ品をがなり立てる放送。
6本缶を鷲掴みにしてかごに放り込んで、豆腐でも買うかと乳製品の棚を回りこむ。
「ねーこれ買ってーぇ」
「はぁ?……なんだこれ……」
「うさぎぃ」
甘えた顔で笑う。客商売用の甘えて見えるとこいつが自分でわかっている顔だ。
打たれないために腹を見せる犬と同じ甘え顔。
「お店に持ってきたくってさぁー。ね、あとでちゃんと払うからぁ。おねがい。」
うさぎの形、というにはいびつで角の多い箱じみた箱の容器だった。動物のうんこチョコ、とかいてある。
どうせころころとしたマーブルチョコだろう。箱を振るとかさかさとビニールの音がした。
「ねー、30円ぐらいだからぁ」
ため息をついてかごの中に放る。
「で、刺身は」
「え、なに買ってくれんの」
「冷凍マグロ食いたいとかっつったらぶっ殺すからな」
「えー、あのじゅくじゅくしたのけっこうすき……」
「舌ぶっ壊れてんじゃねえのかお前」

だけどそういえばあの店でも水っぽい解凍マグロが出た。

あそこの兄ちゃんを上野駅の13番線トイレで見かけたとかそういう話で佐助の名前だけ知っていて、冗談半分で誘ったらついてきて飲み屋のトイレ(佐助にとっては職場のトイレだ)でしゃぶられた。で、なんだこいつまじ、と内心笑っていたらごせんえんね、と俺のをごっくん飲み込んだ佐助に手を出され。
そういう店かよ、と遠い目になった。健全な飲み屋だと思っていたのに。
有名なのか、ときいたらそうでもないよ、と肩をすくめながら尻ポケットからクリップで止めた札束を出して俺の樋口をそこに挟んで、また二つ折りにしてしまった。その時、札をぞんざいに扱う仕草がいいな、と思った。
「あんたそこ綺麗にしてるし、また来たらじゅっぱーおふにしたげてもいいよー、リピーター割」
親指で出しっぱなし萎えっぱなしの下半身を指さされてひひ、と笑われた。あー、と蓋閉めた便器の上に座ったまま投げやりな返事をした。そうしたらまつげをしばたたかせた後、ふ、と不穏にこちらを見下ろす目になった。
「なんか……あれ?ひょっとして知らないでさあ、テキトーに誘っちゃった系?」
「ばれたか」
呻いた途端銃声が鳴った。は、と頭の中で疑問符が浮かぶ。ズキューン、ともう一回。そのズキューン、バキューン、がシャッター音だと理解するのに少しかかった。
「テッメエ、なに」
「言いふらされると風営法的にアレなんでねぇ……ええええええ!?」
ズボンを上げて詰め寄るより先にトイレの鍵が開く音がした。ドアに打ち付けてやろうと思って掴んだ胸ぐらを押した力が受け止め先を失って後ろに倒れる。
「携帯よこせクソ野郎が……」
「うるせぇノンケのくせにホモに吸われてイッてんじゃねえよ粗チン野郎が……!」
きったねー床の上で取っ組み合いしてる俺達を誰かが通報してそのまま警察に回収された。
それからいろいろあって結局今一緒に、住んでいる。
「そういえばねえ、こじゅうろさんがねえ、探してたよお」
「へー」
「あのひと知ってたけどこわいねえ」
「あー」
会話は諦めている。
仕事は続けているが前の家はそのまま捨てた。家賃だけ払っているからいつでも帰れるのだが放置してきた生ゴミを見たくねえから帰らない。
泊めろといって泊まりこんで三日目で、佐助は俺と暮らすためにと言って引っ越した。8畳の畳敷きワンルーム。
台所と廊下ばかり板張りでやけに寒い。
「ねえ今日おれさまかえってきたらセックスする?」
「しねーよビッチ野郎。誰がてめえのケツ穴掘るか。しね。」
「じゃあ口で抜いたげよっか」
膝の裏を蹴ったら転ばないまでもバランスを崩して気持ちよかった。
「痛いよ」
中腰で振り返った佐助が目尻を下げて甘い顔をする。甘ったれた顔で、声で見上げてくる。
どこかのドキュメンタリーで見た、南極の夜は宇宙、という言葉を俺は不意に思い出す。
「南極」
「うん?」
「連れて行ってやろうか。いつか。」
「ほんと!?」
手を繋いでこようとするのを振りほどく。
ビニールに入れたビールをぶつけてやろうとしたら悲鳴をあげて逃げまわった。
「そんならさ、今日のばんごはんおれさまが作ったげるね」
「作んのがたりめえだろ、恩着せがましくすんな」
「さかなの名前知んなくってもうまくやけるかんね、皮ちょっと焦がしたげるねえ」
足りないしゃべりかたをする。話していた内容がたまにどこかに飛んでしまって戻ってこない。
おなじように。
さなだをわすれたのだろう。
「けどやっぱ南極にペンギンはいねえからな」
「いいよ行って確かめるから。いたら煙草おごりね。メンソールじゃないやつね!」
じゃあビール持ったげるね、と出してくる手に重たいビニールを渡す。受取るなり中をあさってうさぎのお菓子を取り出して嬉しそうにぶらぶら歩く。
そろそろ時刻は帰宅ラッシュで、制服の少年少女だのくたびれたスーツのおっさんだのが自転車で俺たちを追い越したり逆に俺たちに追いぬかれたりする。
「あー、ねえ、おみそしるのにおいするねえ」
「なんかの味噌煮だろこれ」
「結局おみそじゃん」
「濃さがちげえだろよ」

裏がらっこの毛皮で出来た分厚いコートと耳あてを買ってやろうと思った。
そして南極で写真を一枚取って、佐助を南極に捨ててくるのだ。
出された船の後を暖かい格好をした佐助がどこまでも走って追いかけてくる。
そんな風景を夢想する。
それをデッキから見下ろす俺の手元にポラロイドの写真が一枚きり。
そんな光景を夢に見る。
写真で笑ったお前の後ろにさなだの亡霊が写ったならおれは手を叩いて喜ぶのだろう。

戦国GOHAN という ごはん食べる系合同コピーをな くがつに出そうという話をしていてな ここまで書いてな

指定:戦国

つづきとかわすれましたし!!!!!!!!!!!!!

こっからみつまさだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


帰ってくるなり胃が痛いと言って畳に横になって腹を抱えているからうどんを作ってやると言って台所に立った。
ネギを切ってだしつゆに浮かべる。袋の生うどんを冷蔵庫から出して、卵がないのに気がついた。
「なあおいちょっと卵……」
買ってくる、と言おうとした。
言おうとしたのだ。
「いい」
「あ?」
「胃薬をもらうついでがある……私が行く」
「ああ、おう」
腹を右手で押さえたままよろ、と出かけていくのを見送った。うどんを鍋に入れて火を弱める。
くつくつと細かい泡が立ち昇るのを見ながら、顔を上昇気流じみて立ち上る熱気が包むのを感じていた。
廊下に面した小窓から光が差し込んで、流しの中を金色に染めている。外を焼き芋屋が通りかかって、ああ秋から冬に変わるんだなあと思った。そういえば通りのいちょうももう葉はまばらだ。代わりに地面が落ちた葉にうめつくされて金色だ。
今年は早めにこたつを出してやって、あのみにくいあひるの子みたいなきかん気な顔が、肩までこたつ布団を被って首だけ出しているのをおかしく眺めていようと算段する。
冬になれば鍋もある。湯豆腐もある。外で食えるものにも温かいものが増える。
年中冷房に弱いわ胃を痛めているわのあいつにはいい季節になるな、と思いながらおたまでつゆをすくって口をつける。
煮詰まったのか少し濃かった。流しからコップに水を受けて鍋に水を足す。
と、ドアが開いた。鉄製のドアが暴力的な重さと衝撃を伴ってバタンと閉まる。
「おいドアはそっと閉めろって……」
玄関に続く廊下にひょいと顔を出す。右手に卵の入ったビニール袋とと薬局のビニールを下げて、左手に焼き芋屋の名前が入った茶色の紙袋を抱えて、窮屈そうに靴を脱いでいた三成が顔を上げた。
俺を見るなりすう、と顔色がなくなる。焼き芋の袋が握り締められてぐしゃりと無残に紙くずの様相を呈する。
「おい」
あわてて廊下に飛び出した。ぬぎかけていた革靴の踵を潰して三成がその場にしゃがみこむ。
痙攣する腕から卵の入ったビニール袋と焼き芋の袋をもぎ取ると両手が前髪の下の顔をおおった。やけどしそうに熱い焼き芋を扱いあぐねて床に置こうとして、気がつく。焼き芋は2本。おおきいのと、ちいさいのと。
「おい」
調剤薬局のビニール袋が三成の手首に引っかかったまま揺れている。
「おい三成どうした……ちゃんと言え!」
「ちがう」
「なにがちがう!」
腹か、と焦って、水、と立ち上がった俺のシャツの裾を三成の指が握る。壁に三成の手が当てられる。
立ち上がるかと思ったが三成はしゃがんだままだった。
下を向いたまま話し続ける。
「焼き芋をな、買ったのだ。」
「ああ」
「貴様とたべようと。卵も買った。貴様が私のためにうどんを煮ているから」
「……ああ」
足から力が抜けた。
「かえりに焼き芋屋が」
「ああ」
座り込んだ足に触れた焼き芋が、紙袋とジーパンの生地越しにやたら熱い。
「貴様が嫌いではないだろうと思って」
ずる、と三成が冷たい玄関に座り込む。
立ち上がろうとして壁に当てたのだろう手のひらがそのまま、壁を伝って落ちる。
「きさまがよろこぶかと……」
台所でうどんが吹きこぼれる音がした。シュウッ、と煮立ったつゆが吹きこぼれて火にあぶられた音。
「わかる、わからないはずがない。わかるのだ。顔も、なんでも、おぼえている。来週の日曜に酒を飲みに行く約束をした!先週貴様が遅くなって私が怒った!おぼえている、忘れていない、私はおぼえている!」
三成が叫ぶ。隣からうるさいとばかりに壁を叩かれる音がして口を閉じる。
ドン、ともう一度壁が叩かれる。
三成が食いしばった歯の間から押し殺した声を押し出す。
「きさまはだれだ」
ああ俺達は何かに呪われているのだなと俺はぼんやりと思って、急に見えない右目が痒くなる。
「なあ三成」
行かせた俺が間違っていた。だが俺が行ったところで。
埒もないことを考えて、すぐにやめる。
「これが最後だぜ」
三成を支えて起こしてやりながら乾いた唇を舐める。
「ほんとうにこれっきり、これがLastだ」

おれのなまえは


三政かわいくね?ってさいきんスィンキング(ひっとうえいご)なのでもうちょっとほりさげてみたい
かいてるとちゅう、俺をKnowてるのか…の影響で脳内変換がちゃんとSay!ってなってふっきんが ちゃんとSay!もっとSay!三成Say!


たたみ四畳半に住む武将シリーズみたいなのやりたい 四畳半にきっつきつで住んでる家政かわいい。親家とかだともっとみっちみち。東西兄貴コンビだとなんか筆頭は開け放した押入れの上の段とかが定位置になりそうで、もえる。
たたみ伊達佐はなんか冬あたりすごいさむそうでいいですよぬ。足元ヒーターの前を争うどてら筆頭と薄着さすけくん。

メリケンいきたくNoでござるー

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

Q子

Author:Q子
東軍と佐助。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

bsr習作 (1)
告知 (2)
\デデーン/ (2)
ヒッキーさなだくん (3)
いろは譚 (1)
小十佐 (6)
家政が宇宙 (4)
伊達佐 (14)
いえまさかもしれない (12)
幸佐 (11)
デュラ (26)
お知らせとか (1)
bsr (1)
東方 (5)

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。